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2024/05/18 (Sat)
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2006/06/19 (Mon)
昔から現・松本幸四郎よりも中村吉右衛門が好きだった。
これには、子どものころの記憶も関係していて、幸四郎が染五郎だった頃、テレビで歌うのを見て、「なんだかイヤ」と思ったことも影響していると思う。当時、わけがわからないままにイヤだったので、今、芸の力をどうこういうわけではない。そもそも、そんな資格も見識もないし。
好きか嫌いか、というだけ。
その吉右衛門、歌舞伎役者としても、テレビでしか見たことはないし、いちばん多く見ているといったら、なんと言っても鬼平ということになる。
今回読んだ、というよりも見た「吉右衛門のパレット」は稲越功一の写真と、阿川佐和子との対談が収録されたものだけれど、改めて見てみると、吉右衛門という人は、完成された感じがない人なのだと感じる。
対談でもしきりに謙遜しているのが目に付いて、過小評価しすぎなのでは、と思ってしまう。でも、舞台写真を見ていくと、かっこいい、のだけれど、私は芝居してます、という意識が残っていて、外側からも自分を見ているような感じを受ける。何度も繰り返していくうちに、自分のものにしていくという人なのかな、と。だから、常に発展途上にいる人なのかも知れないと思う。
年を重ねるごとに、いろいろなものがくっついて、それが味になるタイプの人なのかもしれない。

稲越さんといえば、大昔ソフトフォーカスの少女写真を撮っていたような…。カメラマンもやはり、年とともに変化するものなんだ、とこちらは別の意味で感慨深かった。

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